絶対に負けられない戦いのウラでのボクらの闘い。
ワールドカップロシア2018への出場を目指す日本代表の一戦の最中
僕の手にはテニスボール。
全仏で奮闘した錦織くんのごとく僕は陣痛室のホワイトシーツの上で闘っていた。
いや、闘っていたのは嫁さんで、僕はただただ気休めの言葉と噂に聞いていたテニスボールでサポートしていただけだった。
予定日は7月。
順調に準備も進み、無事産休に入った。
記念にディズニーランドへ行き、産まれるまでの1ヶ月最後の準備や食べおさめを考える嫁さん…
しかし、突然の入院。
退院を願ったが、結局この日を迎えるまで帰れる事はなかった。
にぼしとのキズだらけの日々。
寝たきりの嫁さん。
何もできず辛かったと思う。
でも、そんな日々が霞むほどの陣痛…
テニスボールを抑える腕も、腰も痛いけど、これしかできない。
いつの間にか暑い遠い所の負けられない戦いはドローという形で終わり、こちらの終わりの見えない闘いは熱さを増していった。
だんだんテニスボールを押し返すような力を感じだし、より一層苦しそうな嫁さん。
助産師さんを呼び診察すると、すぐに分娩室へ
手を洗い、うがいをして割烹着のような物を着る。いよいよか、帽子の上から紙の帽子をかぶり嫁さんの横へ。
もうここまできたら我慢しなくていいらしい
終わりが見えてきた。
と、思ったら頭が出る、あらあらあらと全部でる。
でるときはケチャップのようにドバドバと出てきました。
実際はゆっくり数回に分けてだしたけど。
分娩室へ入り10分、結果的に凄くスムーズな安産でした。
陣痛室での壮絶な闘いから解放される嫁さんと、赤ん坊の元気な鳴き声を聞くとこみ上げるモノが…
想像以上の色で産まれてきたけど、もうすでに可愛いとしか思えず、なんとも言えない気持ちに包まれました。
こうして僕らの負けられない闘い出産編は終わりました。
頑張ってくれた嫁さんに感謝
頑張って産まれてくれた娘に感謝
サポート頂いた全ての方に感謝
親に感謝
ただただ感謝
今日も小田急小田原線、止まる事なく動いてます。
ひとつの命の大切さ。この電車が止まる事がない事を改めて本気で思う。
冷静になった今。
イラクには勝たないかんやろ!!
頑張れ日本代表!!
娘と一緒にワールドカップ応援させてください♪♪
2017.6.14
おめでとう。
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